夫はストレス?怒りのからくりを知って夫婦円満!

皆さんこんにちは、たまこです。今日は、夫婦円満をテーマにお話ししていきます。どんなに仲良し夫婦でも、夫婦であればケンカの一つや二つは当たり前です。

しかし、コロナの影響で自粛生活をしなければいけなくなり、夫に対するストレスが爆発している奥様が、大変多くいらっしゃいます。あんなに大好きだった旦那さんなのに、なぜ多くの方は、旦那さんに対して、嫌な感情を持つようになるのでしょうか。

私自身も新婚ほやほやの時期から、夫が何かしてくるわけでもないのに、夫に対してイライラが止まらず、言動がきつくなってしまったり、物を投げてしまったりしていたんですね。自分でも何でこんなに怒り狂ってしまうのか、不思議で不思議でたまりませんでした。

どうせなら皆さん円満な結婚生活を送って、幸せに暮らしたいですよね。今日はそんな怒りのからくりについてお伝えしていきます。

このからくりがわかれば、自分が人を攻撃してしまう心理だけでなく、旦那さんがモラハラっぽかったり、周りでパワハラをしてくるという方のことも理解でき、愛のある人間関係を築くヒントになるので、参考になればと思います。

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目次

感情は化学反応を起こし変化している

心理学感情には第一次感情と第二次感情があるという言葉を聞いたことはありませんか?

「そんなに悪いことしたつもりはないのに、何であの人はいつも理不尽に攻撃してくるんだろう」「子供は悪いことしているわけではないのに、何で私は子供を叩いてしまうんだろう」と感じることってあると思うんですよね。

イライラしたり、怒ってしまうことは、相手に対して”怒り”という感情を感じているだけではなく、他にも”悲しみ”や、”驚き”など別の感情も隠れているんですね。

そして、その感情同士が化学反応を起こし、何らかの拍子に相手を傷つけてしまうのです。相手を攻撃するということは、自己防衛でもあるんです。攻撃したいからするのではなく、何か見せたくないことがあるから、相手を攻撃することで、見せないようにしているのです。

要は人には見せたくない、何かしらの感情があなたの中には隠れているのです

好きの反対は無関心

心理学好きの反対は嫌いではなく、無関心です。相手のことが本当に好きではなくなったのならイライラすることもなく、無関心になるはずです。もう存在していないかのように扱います。

しかし、旦那さんや子供に対してイライラしたり、相手があなたを攻撃してくるということは、嫌いになったというわけではなく、好きだからゆえ、欲しい反応がないからゆえ何かしらの感情を感じているのです。

イライラしてしまう場合は、今までの生活の中で何かしらの一次感情が作られていました。そして、それらが組み合わさることで、二次感情という別の感情が生まれたのです。

例えば、地震も最初に小さな揺れがあって、次に大きい揺れがありますよね。中学生の理科で、初期微動、主要動と習ったと思うのですが、ずっと見えないところで地盤が動いており、ある一定を越えたところでドカンとでかい揺れが発生するのです。

プルチックの感情の輪

一時感情の組み合わせによって二次感情が出てくることを『プルチックの感情の輪』というので表すことができます。

一時感情は喜び、信頼、怖れ、悲しみ、嫌悪、怒り、予測、驚きの8個の感情があります。

怒りや悲しみなどネガティブ感情に注目されやすいですが、ポジティブな感情や中立の感情もあります。

二次感情①

そしてこの一時感情を隣り通しで組み合わることで新たに生まれる感情が8個あります。

心理学

  1. 喜び×信頼=
    (恋人や家族、親友など絆が強い、生まれたばかりのわが子を抱くときなど)
  2. 信頼×恐れ=服従
    (「信頼はしてるけど、ちょっと恐いんだよね」と上司や夫に対して感じるなど)
  3. 恐れ×驚き=畏怖
    (神など、偉大な存在に対してなど)
  4. 驚き×悲しみ=拒絶
    (まさかと思う相手に裏切られたことで、悲しみを感じ、受け入れられなくなってしまうなど)
  5. 悲しみ×嫌悪=後悔
    (何であんなことしてしまったんだろうと取り返しがつかなくなってしまい、自分を責めてしまうなど)
  6. 嫌悪×怒り=軽蔑
    (モラルのない人に対して、嫌悪感と怒りを感じ、軽蔑してしまう)
  7. 怒り×予測=攻撃
    (以前も裏切られた経験から、似たような状況に出くわすと、攻撃してしまうなど)
  8. 予測×喜び=楽観
    (ずっと行きたかった国へ、旅行に行くなど)

()の中は私の予測ですが、このように、一時感情を隣同士で組み合わせることによって、あらたな感情が生まれてきます。

2,服従、3,畏怖はパワハラ、モラハラをしてくる男性に対して発生する感じがします。相手が亭主関白だったりすると、夫を信頼はしているけど、従わなきゃ怖いといった感覚になります。もしここに、喜びという感情の割合が増えてくると、1のという感情が発生します。

このように割合が変わってくると、生まれる感情も変わるので、いつもいつも恐れていて、服従しないといけないという気持ちを感じているわけではありません。

ときに喜びという感情が加わり、を感じるときもあるからこそ、亭主関白でもモラハラでも、長年連れ添う奥様がいらっしゃるのです。

ただこれが悲しみや嫌悪感という感情の割合が増えてくると、4,拒絶、5,後悔、6,軽蔑という感情が生まれ、「もう一緒にいたくない」「何でこんなことになったのかしら」「信じられない!」とイライラが止まらなくなるのかもしれません。

長く付き合ったことで結婚前は気づかなかった部分がみえすぎて、これらの感情が発生してしまっているのですね。

そして、7の攻撃予測怒りの組み合わせです。例えば過去に不倫されたことから「また自分を裏切るんじゃないの?」と、必要以上に責め立てて攻撃してしまうのです。

もしくは別の相手だけど、過去にひどい振られ方をした経験から、「この人も私を捨てるかも」と、やたら束縛してしまったり、疑ってしまったりするのです。

二次感情②

更に一個飛ばしでの組み合わせでも、別の感情が生まれてきます。

  1. 喜び×恐れ=罪悪感
    (お金沢山もらって嬉しいけど、こんなに受け取っていいのかな?)
  2. 信頼×驚き=好奇心
    (新しいスマホが届いた!使うの楽しみ!)
  3. 恐れ×悲しみ=絶望
    (長年勤めた会社をクビになってしまった・・・明日からどうしよう)
  4. 驚き×嫌悪=憤慨
    (ペットを虐待して捨てるなんて信じられない!)
  5. 悲しみ×怒り=悲憤
    (こんな差別を受けるなんて)
  6. 嫌悪×予測=皮肉
    (あなたみたいな低能な人にできるはずがないわ!)
  7. 怒り×喜び=自尊心
    こんなこともできないのかって言われるけど、そんな自分が好き!自分には必ず乗り越えられる!
  8. 予測×信頼=運命
    (きっとこの人と結婚するに違いない!)

()はまた私が考えてみました。

1の罪悪感と3の絶望なんかは、鬱や依存症など心の病気になってしまった方が持っている感情です。

恋愛など、いつも人間関係をこじらせてしまう方は基本的に「こんな私は愛される価値がない」「こんな私は生きている価値がない」と思っています。

一次感情を見ていくと

「こんなに優しくしてもらって嬉しいけど(喜び)、私はもらった分を返すことができないのではないか(恐れ)」→罪悪感

「彼に振られたら(恐れ)、私を愛してくれる人は現れないかも(悲しみ)」「このまま就職が決まらなかったら(恐れ)、私は生きていても意味がない(悲しみ)」→絶望

こんな感じで感情が組み合わさっているのです。

私たちはの感情は常に変化をしています。

一人でいるときは、「また夫にきつく当たってしまった。こんな私は見捨てられる」と罪悪感や絶望を感じ、夫の顔を見たら「きっとわたしのことを憎いと思ってるはずだわ!この人も私を捨てるのよ!」と攻撃をし、こんな具合で、感情がコロコロと化学反応を起こしているんですね。

こんな状態が私たちの中では起きていて、それが何なのか理解できていないと、罪悪感を感じたり、後悔したり、二次感情に振り回されてしまいます。

愛のある人間関係を築く方法!

心理学「私が表面的に感じている感情の下には何が隠れているのかな?」と一次感情を感じてあげることが大切です。

会社の女の子には優しく接してるのに、私には雑を扱いをしてくるから私のことなんだと思ってるのかしら(悲憤)と思ってたけど、私を優先してくれない怒りと、女としてみてもらえてない悲しみを感じていたんだね。

言いたいことを言ってせいせいしてるのに、後悔して苦しいのはなんでかなと思ってたけど、夫と分かり合えない悲しみと、優しい言い方が自分に対して嫌悪感を感じていたんだね。

こんなにひどい態度をとっているのに、いつも優しくしてくれる彼に罪悪感を感じていたけど、振られるかもって恐れと、優しく受け入れてくれることに喜びを感じていたんだね

こんな感じで、下に隠れている感情を見つけてみて下さい。

そしてそれは過去にも感じたことがある感情だったりして、追体験として繰り返されていることが多くあります。

悲しみや怒りなど一次感情が強ければ強いほど、二次感情に激しく爆発してしまいます。

旦那さんに対して、ちょっと怒っちゃったとかではなく、過剰すぎるほど怒りをぶつけてしまったり、いつまでたってもイライラしてしまう場合は、過去の傷がかなり大きく、ずっとずっと一次感情に蓋をしてきてしまったんですね。

過去を思い出そうとすると、化学反応が起きてあちこちで爆発し始めるので、とても苦しい作業にはなります。

感情をしっかりと感じ切ると、自分の心が「やっとわかってくれた」と安心してくれます。感情を理解することが一番のストレス軽減方と言われるので、ノートに書くなど、整理しながら、少しずつ「自分はどんな一次感情を多く持っているのだろう」と、感情をみていくと良いでしょう。

まとめ

心理学イライラが止まらないという心のからくりについて解説していきました。要は感情の化学反応によってさまざまな感情が現れ、振り回されてしまっているだけなんですね。

ずっと感情が暴れまわってしまうと、自分も苦しですし、周りにも迷惑をかけてしまうので、是非「どんな感情が隠れているのかな?」と自分の感情を感じるようにしてあげて下さい。

自分のことがわかってくると、周りの怒ってる方の一次感情もわかってくるので、手の付けられない人に対しても冷静に対処することができます。

例えば、モラハラの旦那さんを怖いと感じることもなく、「この人はたくさんの悲しみを抱えているんだな。どうやったら安心できるかな」と相手を理解することができてきます。

人は理解されると、心が解放され、理解してくれた人に対して信頼や喜びを覚えます。信頼×喜びからは愛という感情が生まれるのです。

もちろん私たちは自分に理解されることを一番望んでいますので、自分の感情を理解し、沢山の愛を自分の中に発生させていきましょう。

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