【母親学級】目的や内容は?いかなくても大丈夫?妊娠中に大切な知識について!

こんにちはたまこです。昨日、いつも行っている病院の母親学級の第1課に行ってきましたので、内容や行った感想についてまとめていきたいと思います。今回は妊娠初期~20週くらいまでの妊婦さん向けの内容でした。

今回の内容は母親学級の内容を基にして書いてはいますが、薬などの判断は必ず医師や薬剤師に相談するようにしましょう。

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目次

母親学級の内容 第1課(妊娠初期)

マタニティー

  • 妊娠中の栄養について(栄養士さんのお話)
  • 食生活チェック、体重管理について
  • 妊娠中のお薬について(薬剤師さんのお話)
  • 妊娠中の注意点や病気の話し(助産師さんのお話)
  • 妊娠中のエクササイズ
  • 読み聞かせ

トータルで2時間かからないくらいでした。総合病院なので、栄養士さんも薬剤師さんも駐在していて、詳しくお話しを聞くことができました。もう少し細かい内容についてみていきたいと思います。

妊娠中の栄養について

マタニティー最初に栄養について栄養士さんからお話がありました。妊娠中期になるとつわりもなくなってくるので食事を摂りやすくなります。特に必要なのは葉酸、カルシウム、鉄分です。

サプリは必要?
サプリは葉酸以外は食べ物から摂取できればOKとのことでした。マルチビタミンをサプリで摂取してビタミンAが過剰摂取になることもありますので、お医者さんから何か言われていない限り、葉酸以外は食べ物から摂取すれば十分とのことでした。

葉酸を多く含む食品1日の摂取目安

ほうれん草(2株)、ブロッコリー(3~4房)、アスパラガス(3~4本)、チンゲン菜(1株)、納豆(1パック)、小豆(1/4カップ)、いちご(5粒)、オレンジ(中1個)etc…

赤ちゃんのために2人分栄養を取らないといけない?
必要摂取カロリーの増やす量は通常の摂取カロリーの1600~2300㎉にプラスして以下の通りです。

初期 中期 後期
必要カロリー +50㎉ +250㎉ +450㎉

体重が一カ月に2㎏増えてしまうのはアウトとのことでした。理由は妊娠高血圧症妊娠糖尿病のリスクが増加してしまうからだそうです。

かといって低体重過ぎても切迫早産になってしまうリスクがあるので、月に1㎏ずつ増やすくらいがいいそうです。やせ型や、普通体系ならMAX12㎏までの増加となります。

妊娠前の体格 体重増加の目安
低体重(やせ):BMI18.5未満 9~12㎏
普通:BMI18.5~25.0 7~12㎏
肥満:25.0以上 個別対応

貧血にはレバーを食べればいいの?
動物性の鉄(ヘム鉄)は吸収が良いのですが、レチノールの過剰摂取となるので、レバーを食べる際は50g程度抑えてくださいとのことでした。焼き鳥のレバーだと1本あたり30gになります。

動物性だけではなく、植物性の鉄(非ヘム鉄)で鉄分を補いましょう。動物性より吸収率が低いのですが、タンパク質やビタミンCと摂取すると吸収率UPします。

ヘム鉄 豚レバー、鶏レバー、牛もも肉、まぐろ、あさり、しじみ
非ヘム鉄 大豆、高野豆腐、納豆、ホウレン草、小松菜、切干大根

妊娠中に注意したい食品

    • まぐろやキンメダイなどの大型回遊魚:魚は良質なたんぱく質や脂質が含まれているのですが、回遊魚は水銀を含んでいる可能性があります。週に1回手のひらサイズ(80g)なら食べても問題ないとされています。
    • レバーやウナギ、あんこうの肝:レチノールというビタミンAの仲間は妊娠12週目までに過剰摂取してしまうと先天性奇形のリスクが高まってしまうそうです。同じビタミンAの中でもβカロテンなどは過剰摂取の心配がありません。
    • 生もの:ナチュラルチーズ、肉・魚のパテ、生ハム、スモークサーモンなど加熱処理していないものはリステリア食中毒の主な原因になるので控えましょう。
    • 禁酒、禁煙
    • カフェイン:コーヒーなど薄めて1杯程度なら問題ないとされています。
    • 塩分:妊娠高血圧症の懸念があるので、塩分の摂りすぎは気を付けましょう。出汁などをしっかりとることで、塩分を減らしてもおいしくいただくことができます。
    • 甘いもの:お菓子類は脂質や糖分が多く、体重増加や妊娠糖尿病のリスクが高くなるため、低カロリー、低脂肪のおやつを選ぶようにしましょう。

妊娠初期から5ヶ月目までの母体の変化

マタニティー

2ヶ月(4~7週) 3ヶ月(8~11週) 4ヶ月(12~15週) 5ヶ月(16~19週)
身長 ~1.5㎝ 1.5~4.5㎝ 5~11㎝ 20~25㎝
体重 ~5g 5~25g 30~120g 150~250g
母体の変化
  • 月経停止
  • 高温期が続く
  • つわりが始まる
  • 乳房が張る感じがする
  • おりものの増加
  • 尿の回数が増える
  • 便秘気味
  • 左右の下腹部がつる感じがする
  • お腹が少し張る感じがする
  • 胎盤が完成する
  • つわりが治まってくる
  • 食欲が出る
  • 頻尿が解消に向かう
  • 乳輪回りの色が濃くなる
  • 胎動を感じ始める人がいる
  • 体重が増えてくる

赤ちゃんもどんどん大きくなります。実際に週数別の赤ちゃんの人形を持たせてもらい重さを感じました。7ヶ月くらいに切迫早産の恐れも出てくるため、その説明を受けました。

尿漏れなのか破水なのかわかりずらいこともあるそうなので、濡れてしまっている場合かかりつけの産婦人科に連絡をして下さい。

妊娠中期には胎動を感じられるそうですが、いつもよく動いているのに、急に動きが感じられなくなってしまったら胎盤から赤ちゃんが離れかかってしまっているそうなので、母体を横にして安静にするのが良いそうです。

妊娠中の薬は飲んではダメ?

マタニティーよく市販薬は妊娠中は投与を控えてくださいと記載されていますよね。ただ妊婦が摂取した場合の治験のデータがないそうなので、説明書には投与を控えるように書かれているだけだそうです。

症状によっては薬を飲んだ方が良い場合もあるので、医師や薬剤師に相談するようにして下さい。

妊娠中でも服用になるケース

総合感冒薬のような、熱、のどの痛み、鼻水に効くといった複数に効く薬ではなく、症状が出ている専用の薬を服用すれば余計な薬を摂取しなくて済むとのことでした。

インフルエンザタミフル、イナビル、リレンザは使用可能だそうです。妊娠中はインフルエンザにかかると重症化しやすいそうなので、予防接種も受けた方がメリットが大きいそうです。

アレルギー妊娠中でも安全性が確認されているのもあるそうです。点鼻薬や目薬は飲み薬より薬の成分が血液中に入りにくく赤ちゃんの影響が少ないそうです。

アトピーステロイドは大量で長期間でなければ赤ちゃんの影響は少ないそうです。元々使用していて自己判断で中止すると症状が悪化する可能性があるそうなので、医師に相談しましょう。

便秘妊娠中は便秘になりやすくなります。まずは食習慣から改善し、それでも改善しない場合は便を柔らかくする薬を使うそうです。

注意が必要な薬

解熱薬・頭痛薬妊娠後期に飲むと赤ちゃんの健康に大きな影響を及ぼすことがある種類の薬があるそうです。

シップ一部の湿布は成分が赤ちゃんに以降してしまうものもあるそうです。貼るタイプの薬も必ず医師、薬剤師に相談するようにしましょう。

男性が服用した薬も影響する?

精子は3ヶ月かけて作られるので、薬の影響で以上のある精子が受精した場合、そのころ飲んだ薬が影響することがあるそうです。(リウマチや通風の薬など)

妊娠した後は精液中の薬の成分が膣に入ることも懸念してゴムを使うようにしましょう。

まとめ!母親学級は行く必要ある?

マタニティー今回行ったことで、薬の詳しい話や、赤ちゃんの成長について知ることができました。ネットにも情報が多いので、調べれば何でもわかる世の中ですし、2時間もお話を聞くのは少しめんどくさいなという気持ちもあるかもしれません。

しかし、実際に助産師さんや薬剤師さん、栄養士さんなどプロから話を聴くのはとても重要だと思いました。その時悩んでいることや心配なことを直接聴けますし、その病院で開催されている母親学級なら、助産師さんと顔見知りになっておくことで、分娩のときにリラックスしやすいのではないかなと思います。

お仕事があったり、妊娠中は体調が悪かったりするかもしれませんが、行けるタイミングがあれば是非参加されてみるのをお勧めします。

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