皆さんこんにちは、たまこです。今回は母親学級の第3課に行ってきたので、その内容についてまとめていきます。今回の内容は、出産の兆候~実際の出産のお話しでした。
陣痛の詳細や呼吸補についても助産師さんからのお話を基にまとめていきますので参考になればと思います。

この記事がお勧めな方♪
- 妊娠後期で出産の兆候について知りたい
- 母親学級に行く暇がない
- 母親学級でどんなことが行われるのか知りたい




母親学級の内容 第3課【妊娠後期】
- 出産の兆候、入院の時期
- お産の流れと赤ちゃんが出てくる仕組み
- 分娩時の呼吸の仕方
出産の兆候
- 胃がすっきりして、食べられるようになる
- 便秘になる
- おしっこがちかくなる
- 恥骨が痛くなる
- おりものが増える
- 太ももの付け根が突っ張る
妊娠37~40週が正常な出産時期とされています。出産が近づくと赤ちゃんが下に下がってくるため、圧迫されていた胃が楽になり、食べ物が食べられるようになります。
お産の始まり
- おしるし
お産が近づいたサインとして、出血の混じったおりものが出ることがあります。おしるしから2~3日で陣痛が来ることが多く、おしるしがあった場合は2~3にち様子を見ます。
※37週より前に出血が見られる場合はすぐに出産予定の病院に連絡をしましょう。
- 陣痛が起きる
10分ごとの痛みを伴う規則的な子宮収縮のことです。生理痛のような痛みがある⇔治まるを繰り返していき、収縮が起きる感覚が初産婦なら7~10分毎、経産婦なら10~15分毎になったら、出産予定の病院に電話をします。
陣痛があっても、すぐに生まれてしまうわけではないので、焦らずに、確実に陣痛だと判断してから電話をした方が、病院についてからのお産が長引かなくていいそうです。 - 破水がある
赤ちゃんが包んでいる膜が破れ、羊水が流れ出る状態を言います。もし、陣痛より先に破水をしてしまった場合は、入浴やシャワーなどをせず、清潔なナプキンを当てて、病院に連絡をします。
妊娠後期は37週に至らなくても、いつお産が始まるかわかりません。出血や血の塊、急激なお腹の痛み、破水のときはすぐに出産予定の病院に連絡をしましょう。
お産の仕組み
陣痛といきみとは?
陣痛は、規則的な子宮収縮のことを言います。赤ちゃんを押し出すために、痛みとともに子宮口が徐々に開いていきます。子宮口が約10センチまで開くと、全開状態となり、赤ちゃんが出てくる準備が整います。全開になるまではいきんではいけません。深呼吸をしていきみ逃しをしながら、全開になるまで待ちます。いきむ合図は助産師さんがしてくれます。
子宮口が全開になる前にいきんでしまうと、頸管裂傷と言って子宮口が裂けてしまう恐れがあります。また、陣痛の痛みでお母さんが上手く呼吸ができなくなったり、息を止めてしまうと、赤ちゃんに酸素が行かず、心拍に影響が出てしまうので、陣痛中はとにかく深呼吸をすることが大切です。
赤ちゃんは回転しながら生まれる
お産のときは骨盤の骨のつながりが緩み、子宮口と膣が広がって赤ちゃんが通れるようになります。赤ちゃんが出てくる通り道を産道と言います。子宮が全開になると赤ちゃんは、お母さんの骨盤の形に合わせて、顔がお母さんの背中側に向くようになり、出てくる準備をします。そして自分で回転しながら出てきます。頭が全部出ると、助産師さんはすぐに取り出せるとのことです。
もし、赤ちゃんが出てくるときに、顔の向きを間違えると、出てくることができなくなってしまうそうなので、緊急帝旺切開をしなければいけないそうです。
分娩



分娩第1期(約10時間)
陣痛間隔5~10分 | 陣痛間隔3~5分 | 陣痛間隔1~2分 | |
お母さんの 身体の変化 |
|
早い呼吸や息を止めるのは、赤ちゃんに酸素が行き渡らなくなるので深呼吸! |
いきみたくなっても力を抜いて深呼吸! |
赤ちゃんの様子 | 子宮収縮が強まると子宮口を広げます。 | 赤ちゃんは首を引いて骨盤の中に入ります。 | 横向きだった赤ちゃんはお母さんの背中側を向きます。 |
お母さんの動き | 分娩待機室で過ごします。 陣痛の合間に食事をとったり、眠って身体を休めたりできます。 歩いて陣痛を促したりします。 トイレは2,3時間おきに行って溜めないようにします。 破水していなければシャワーを浴びることができます。 |
徐々にいきみたい感じがしてきます。 水分をとりながら、子宮が開くまで待機します。 |
呼吸法
子宮が全開になるまでは、しっかり呼吸をすることで陣痛の緊張をほぐし、痛みを和らげ、赤ちゃんに酸素が行き渡るようにします。
- 陣痛の始まりと終わりに大きく深呼吸をします。
- 陣痛の強さに合わせながら、鼻から大きく息を吸い、ろうそくを吹き消すように長く息を吐いて力を抜きます。
緊張してしまうと産道が緊張してしまい、痛みを強く感じてしまうそうです。深呼吸をすることでリラックスができるので、赤ちゃんがスムーズに出てきやすくなります。
陣痛の痛みを和らげる
お腹や腰をマッサージしたり、さすったり、圧迫します。肛門や会陰部を圧迫すると楽になる方もいます。
分娩第2期(約1時間)
お母さんの 身体の変化 |
助産師さんの合図に合わせて力いっぱいいきむ! |
|
赤ちゃんの様子 | 赤ちゃんの頭が出るとき、うつむいていた頭が上を向きます。 | 頭が出ると、回りながら肩を出します。 |
お母さんの動き | 分娩室へ移動します。 |
分娩第3期
お母さんの 身体の変化 |
|
赤ちゃんの様子 | 身体を拭いたり、体温を測ります。 |
お母さんの動き | そのまま分娩室で胎盤が出るのを待ちます。 |
分娩第4期
お母さんの 身体の変化 |
|
赤ちゃんの様子 | お母さんと対面です。 |
お母さんの動き | 赤ちゃんにおっぱいをあげるとき、助産師さんがおっぱいの様子を見て、少しマッサージをします。 |
分娩時に起きる可能性があること



自然分娩予定だったとしても、母子の状態によっては緊急で帝王切開になることもあるから知識だけは入れておこう!
児頭蓋骨不均衡
赤ちゃんの頭の大きさとお母さんの骨盤の大きさが合わずに、赤ちゃんが賛同を通過できない状態のことです。お母さんの身長が低かったり、赤ちゃんが大きかったりすることで起きることがあります。十分な陣痛があっても、赤ちゃんが降りてこれず、分娩の進行が停止し、児頭蓋骨不均衡と診断された場合は緊急で帝王切開になります。
胎児機能不全
子宮内の赤ちゃんへの酸素が不足し、赤ちゃんが苦しい状態を言います。臍帯が圧迫されることが原因と言われることもありますが、原因不明なことも多いそうです。
赤ちゃんが苦しい状態になっていないかどうかは分娩監視装置というモニターを装着して判断します。分娩中に胎児機能不全であると判断された場合、進行していれば吸引分娩が行われ、進行していなければ帝王切開になります。
微弱陣痛
陣痛が弱く、赤ちゃんを生み出すのが難しい状態を言います。分娩が進行せずに長くなれば、母体は疲労し、赤ちゃんも長時間ストレスにさらされることになります。子宮の収縮を促す点滴を使用し、お産が進むようにする場合があります。
弛緩出血
分娩は赤ちゃんが生まれた後に、胎盤が娩出されて終了となります。弛緩出血は胎盤が娩出された直後に子宮の収縮が悪いと子宮内から大量の出血が見られることを言います。また、分娩終了後に数時間にわたってじわじわ出血が続くこともあります。
この状態になると、血圧が低下し、気分が悪くなったり、吐き気がしたり、気が遠くなるといった症状が出ます。
分娩損傷
- 会陰裂傷
赤ちゃんが生まれるときに膣の入り口が裂けて傷ができることを言います。傷の深さによってⅠ~Ⅳ度に分けられます。赤ちゃんが生まれるときに自然に避けてしまう場合と、医師が会陰切開をする場合があります。どちらも局所麻酔をして縫合されるので、心配いりません。 - 膣壁裂傷
赤ちゃんが生まれるときに膣の壁に傷ができることを言います。その傷を縫合した後、数時間経って膣壁内部にじわじわと血液が溜まり、血腫ができることがあります。分娩後の傷が非常に痛い場合や、どくどくと拍動痛を伴う場合はスタッフに伝える必要があります。 - 頸管裂傷分娩時子宮の出口に傷ができることを言います。傷が小さく、出血も少量のことがほとんどだそうですが、傷が大きい場合は多量の出血が見られることがあります。
まとめ
母親学級の第3課の内容についてまとめていきました。第3課は妊娠後期の方向けの内容でした。実際のお産は人によって違いますので、助産師さんの指示に従ってリラックスをしてお産を迎えると良いでしょう。
母親学級に行くと、他の妊婦さんとの交流や、助産師さんがどんな方たちなのかを知ることができるので、参加されてみて下さい。