【母親学級】母乳育児のメリットとは?ママのおっぱいで赤ちゃんが学ぶことが深い!

皆さんこんにちは、たまこです。ついに妊娠7カ月を迎えたということで、妊娠20~30週のママさん向けの母親学級へ行ってきました。今回の内容は、第2課ということで、母乳育児の内容がメインでした。他にも赤ちゃんの抱っこの仕方と、おむつ交換を人形を使って行いました。

母乳育児が良いというお話は聞いていましたが、実際母乳育児にどんなメリットがあり、母乳を出すために、前もって準備しておくことや、気を付けることはあるのかということについてしっかりと教えていただきました。

出産を控えている私にとっては、大変ためになる内容でした。医療センターで教わってきた内容に加えて、母乳育児が成長にどんな影響を与えるのか、フロイト心理学も交えてお伝えしていきます。是非参考にされてみて下さい。

この記事は以下のような方にお勧め♪

  • 出産を控えていて母乳育児をお考えの方
  • 母乳育児の知識を深めたい方
  • 母親学級の内容について知りたい方

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目次

母親学級の内容 第2課

  • 母乳育児の重要性
  • 母乳育児のための準備
  • おっぱいのお手入れ方法
  • パパのできること

母乳育児はなぜ大切なの?

母親学級0~6歳で脳は80%完成すると言われています。特に生まれたばかりの赤ちゃんは口唇期と言って、ママのおっぱいで信頼関係を学びます。

口唇期とは?

口唇期とはフロイトが主張する5つの心理性的発達理論の最初の段階のことで、生後~2歳くらいまでの期間を言います。

前半は生後~離乳食が始まる前まで、後半は離乳食を終えて、2歳になる前くらいまでで分けられます。

口唇期は口唇にすべての欲求がいきます。口唇が敏感な赤ちゃんは、ママのおっぱいを通して、この時点で性格の基礎となる安定感や信頼感の有無が決定されます。

母乳育児は、ただ栄養が良いというだけではなく、ママに抱かれる温もり、唇に振れるおっぱいの感触、ママの匂いや優しい声など、五感を刺激されることで、感覚器官が発達しています。

また、自分一人では何もできませんので、ママからの愛情をおっぱいを吸うことで受け取り、信頼関係というものも学んでいるのです。

この時点で、大人になったときに、人のことを信用できるようになるかどうか、人格形成もなされるので、とても重要ですよね。

もし、母乳育児ができない場合でも、発育には問題はありませんが優しく声掛けしてあげたり、沢山抱っこしてあげたり、ママと沢山触れ合うことが大切です。

もちろんママだけではなく、赤ちゃんはお腹にいるときにパパの声も聞いているので、生まれてからパパの存在もしっかり認識しています。パパも赤ちゃんに積極的に話しかけて、スキンシップをとってあげましょう。

口唇期に上手く関係が築けなかった場合

この口唇期で、無理な断乳や指しゃぶりを無理やり辞めさせられてしまった場合など、上手く口唇欲求が満たされなかったり、逆に過度に満たされ過ぎた場合にも大人になってから固着という形で現れます。

口唇期に上手く関係が築けなかったときに形成される性格は

  • 他者に極度に依存する「甘えん坊」
  • 悲観的、攻撃的、皮肉的
  • アルコールやたばこの依存
  • 過食
  • 飴やガム
  • 過度なお喋り、多弁
  • 食道楽
  • 神経症的傾向になる

どれぐらいがちょうどいいのかは、赤ちゃんによって器が違い、少ない愛情でも満足する子もいれば、たくさんの愛情でも足りない子もいます。

もし2歳を過ぎて、なかなかお指しゃぶりがやめられないといった症状が出た場合は、口唇欲求が満たされていなかった可能性が高いので、沢山のスキンシップを取って愛情を与えてあげることで、自然と解消していきます。

赤ちゃんにとって0歳~2歳の時期は、人格形成に大きく影響しますので、ママさんたちは、覚えておくと良いかと思います。

大きくなって精神や行動に異常が出ているからといって、すべてが口唇期に満たされなかったという理由ではないでしょう。自分または、あの人って、愛情不足なのかな?なんて考える必要もないと思うので、性格については、個性として補うことが大事です。

ここまでは心理学の観点から母乳育児の大切さをまとめてきましたので、今度は、実際に医療センターで学んだ、医学的な観点からも、赤ちゃんやママにとっての肉体的なメリットなどもまとめていきたいと思います。

母乳育児のママにとってのメリット

母親学級

  • 子宮の回復を早める
  • 産後のダイエット効果が高い
  • 経済的で手間いらず
  • 乳がん、子宮がん、卵巣がんになりにくい
  • ストレスの抑制

近年出産が減少するとともに、婦人科系のがんが増加傾向にあるともいわれていますよね。すべてが出産が関係しているとは言い難いようですが、出産、母乳育児をすることで、婦人科系のがんにはなりにくいようです。

出産してからのカレダの回復も促進してくれたり、母乳を吸われることで、オキシトシンなどのホルモンが分泌されるので、ストレスも軽減されるようですね。

産後うつなどよく聞きますので、しっかりホルモン分泌を促して、ストレス値を軽減させていきたいところです。

経済的な部分や産後のダイエットとしても、母乳育児は、メリットが多数ですね。

母乳育児の赤ちゃんにとってのメリット

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  • 免疫物質を含んでいるため、病気にかかりにくい
  • アレルギーになりにくい
  • 脳やあごの発達を高める
  • 消化・吸収しやすく、胃腸の負担が少ない
  • スキンシップにより情緒的発育が促される

赤ちゃんにとってのメリットも色々あることがわかりました。母乳で育てた場合とミルクで育てた場合、あまり差異はないそうなのですが、早産で生まれた赤ちゃんのときは、消化吸収面がより顕著に表れるそうなので、やはり母乳が適しているようですね。

20人に1人は母乳が出ないというママもいらっしゃるので、ミルクになってしまったからと言って、大きな問題となるわけではありませんが、助産師さんが「”できれば”母乳育児ではなく、”絶対”母乳育児を目指す覚悟でいて下さい」と仰っていました。

おっぱいの出る仕組み

出産すると、母乳は自然と出ると思っていましたが、出産後、赤ちゃんがおっぱいを吸うことで、母乳は出るようになるそうです。

仕組み

赤ちゃんがおっぱいを吸う→ママの脳下垂体が刺激される→プロラクチンとオキシトシンが分泌される→母乳

という流れだそうです。

プロラクチンは母乳の分泌を助け、ママの母性を育てます。

オキシトシンは子宮の収縮を促し、乳腺組織を取り囲む筋肉を収縮させて乳汁を送り出します。

母乳はママの血液から作られてるとのことで、妊娠中だけでなく、出産後も血になる栄養素はしっかりとりたいですね。

母乳に必要な栄養素

  • 鉄分(レバー、赤身肉、カツオ、ホウレン草、卵、大豆、ヒジキなど、ビタミンCと一緒に)
  • カルシウム(乳製品、大豆製品、魚介類、海藻類)
  • 葉酸(ほうれん草、ブロッコリー、アスパラガス、納豆など)

水分も忘れず、しっかりとると良いそうです。

妊娠中に母乳を出やすくする準備

母親学級母乳を出やすくするためには、妊娠中からおっぱいマッサージをしておくことが効果的とのことです。おっぱいマッサージは意味がないと書かれた情報もありますが、助産師さん曰く、自分の乳首を触って、形を知るということが大切とのことです。

扁平乳頭や陥没乳頭などは、授乳しにくいこともあるので、保険相談などで、助産師さんに相談すると良いそうです。

また、赤ちゃんは、一生懸命母乳を吸おうとするので、かなり力が強く、授乳のときはかなり痛いとのことです。しっかりマッサージしておくことで、痛みを軽減することができます。

お手入れポイント

  • 20週を過ぎて胎動を感じたらおっぱいの手入れをする(お腹の張りやすい方や張り止めの薬を飲んでいる方は36週を過ぎてから)
  • 新陳代謝をよくするため、乳首に先の垢を落とす。オリーブオイルなどを塗り、ラップして10分置くと落ちやすくなります。
  • お手入れ中にお腹が痛くなったり、痛みを感じたらその時点でやめること
  • 産後は頻回授乳で、亀裂などが生じやすくなるため、妊娠中から保湿クリームでケアをしっかりしておくこと。

下記のリンクでおっぱいマッサージについてイラストで解説していてわかりやすいので、参考にされてみて下さい。

おっぱいマッサージの方法をイラストで!いつから始める?【助産師監修】 (ninaru参照)

産後は母乳が出るまで大変?

母親学級産後母乳が出るまでは2~3日かかり、とても大変だそうです。72時間以内に赤ちゃんのおっぱいを吸う回数が多ければ多いほど母乳の出はよくなります。

もし、母乳の出が悪かったとしても、赤ちゃんは産後お弁当と水筒を持ってると言われるほど、2~3日の栄養と水分を蓄えているので、赤ちゃんの栄養的には問題ないそうです。

授乳は3時間おきと言われていますが、赤ちゃんがおっぱいを欲しがったら欲しがった分だけ吸わせてあげるのが、母乳をよくするポイントとのことです。

赤ちゃんは夜型なのと、プロラクチンは夜に分泌されやすいとのことで、ママも赤ちゃんと同じリズムで昼寝をすることが大切だそうです。

夜泣きの理由に詳しく書いてあるので、こちらも参考にされてみて下さい。

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産後の生活をパパと話合おう

母親学級妊娠中に大切なことは、出産後の家事などパパとしっかりコミュニケーションを取っておくことです。

ママの身体は変化しますし、ホルモンバランスも大きく変動します。パパの支えはとても重要なものとなります。

もしパパが仕事でなかなか家事ができないのであれば、ファミリーサポート、ヘルパー、シルバー人材センターなど、色々活用できるものがありますので、調べておくと良いでしょう。

パパの育児10か条を作ろう

母親学級家のことは女性がするものとか、子供が生まれるとママが子供ばかり付きっきりになって、パパは疎外感を感じるとか、聞きますよね。

普段から夫婦で上手くコミュニケーションが取れていなかったりすると、ママもパパもお互いが孤独感を感じ、すれ違うようになってしまいます。

ママは家事育児のすべてを抱えて苦しむ必要ないのですし、パパも一緒に作った子供なので、パパもどんどん子育てに参加させる必要があるのです。

ドラマの『逃げ恥』を見ましたか?

みくりに赤ちゃんができて、「全力でサポートします」という平匡に対して、みくりは「サポートって何?一緒に育てるんじゃないの?」と、言い放つシーンがあるんですね。

男性は、自分は役に立てないと思っていることがほとんどなので、ママがお願い上手になって、誘導するくらい引っ張ってってあげましょう。

上手に言えないという方は、下記のパパ育児10か条を見せ、役割分担など設けると良いかもしれません。

チェックリスト

  1. 妊娠中毎日お母さんのお腹に手をあて声をかける
  2. 生まれて1か月、授乳の様子を優しく見守る
  3. 生まれてから3か月、早く帰って赤ちゃんに声掛け遊びをし、パパとしての気持を育てる
  4. 少なくとも3歳までは、遊ぶ時間を作り、遊び相手になってあげる
  5. お風呂はお父さんの出番、できれば親子3人で一緒に
  6. 排泄のしつけは無理にしない
  7. 子供を真ん中に川の字で寝る
  8. 食事はみんなで食べる
  9. 身体を使う運動や遊びを積極的に!
  10. ママの優しい聞き役となる

この10か条は病院からもらったものですが、独自のパパ10か条を作って、見えるところに貼っておいても良いかもしれませんね。パパの役割は、ママを安心させること、子供と遊ぶことを念頭においてもらいましょう。
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まとめ

母親学級母乳育児の重要性についてまとめていきました。

今回のポイントとしては

  • 絶対母乳で育てる覚悟で準備をする
  • 夫婦で役割分担や産後のことを話合う

この辺がとても大切になるかと思います。出産してからは、また大変になると思うので、その都度話し合って臨機応変に対応していきたいですね。

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