こんにちはたまこです。以前摂食障害が治らない原因は脳であるということをお伝えしました。そこから自力でコントロールするのではなく、脳に良いと言われることを意識して取り組み、きちんと脳が機能するような取り組みをしています。
脳からの指令が正常になれば、摂食障害や他の依存症なども緩和する可能性があります。どんなことが脳に良いのかまとめてみましたので参考になればと思います。

脳が正常に機能しなくなる原因
脳が正常に機能しなくなる原因は
- 栄養不足
- ストレス
ざっくりこの2つだと思います。日々のストレスで脳に大きな負担がかかり、そのストレスを発散しようとして何かしらの行動に出ます。それが過食だったり、アルコールだったり、薬物、買い物、ギャンブルなど人によって様々です。
報酬系が刺激されてドーパミンがでて、脳が快感を覚えます。初めは小さな快感でも満足していたとしても、徐々にもっと欲しいもっと欲しいとエスカレートしてやめられなくなり、依存の泥沼にはまっていきます。
摂食障害の中でも過食嘔吐は三重の依存が重なるのでかなり重症度が高い依存といえます。食べることで得られる快感、吐いたときに得られる快感、体重をコントロールできた時の快感です。
ストレスが溜まる→過食嘔吐→栄養が行かない→脳の指令が上手く出ない→また食べるといった悪循環に陥っていきます。
ストレスで過食嘔吐しますが、身体が低栄養の状態となり、身体が上手く機能しません。吐くと体の電解質のバランスに異常をきたし、人によっては心肺停止状態になります。なので摂食障害は、ただのダイエットの依存ではなく、命に関わるとも言われ、とても危険なのです。
脳の改善のためにできること
まず治していくために、そもそも脳が指令を出せていない状態なので、少しずつ脳に良い行動をとる必要があります。
脳に効果的なことは
- 食事
- 睡眠
- 運動
この3つ改善です。かなり当たり前のことでがっかりしますが、摂食障害だけでなく、脳と腸が整うので、自然とメンタルが安定していくので、この3つの改善が一番近道です。きっと多くの方がこれらを整えることができないから苦戦するのですが、できることから始めるだけでも大きなステップでしょう。
食事の改善が一番重要ですが、摂食障害で食べるのが怖かったり、嘔吐して食事がとれない場合は、睡眠サイクルから整えていくのが良いでしょう。寝ていないと、どんなに優れた人でも脳のパフォーマンスが落ちてしまうので、8時間ほど自分に合った睡眠をしっかりとります。
仕事が多くて寝る暇がないという方もいるかもしれませんが、特に病んでない人でも、寝不足になるだけで短気になったり、脳のパフォーマンスが落ち、うつ病になりやすくなります。寝ないで勉強したり、仕事をするくらいなら、しっかり睡眠をとって勉強や仕事時間が短い方が結果が出ると言えるでしょう。
そして睡眠の質も大切になるので、寝る2時間前には何かを食べない、アルコールを飲まない、スマホをいじらない、お風呂で体を温めるといったことも意識すると効果的です。
日付が越える前にはねて、朝起きたらしっかり日の光を浴びると、自律神経が整います。あれこれやろうとすると、しんどくなってしまうので、とりあえず起きたら日の光を浴びるという習慣だけ意識しておくと、後は脳が勝手にセロトニンを分泌してくれるので、ストレスを軽減してくれたり、メンタルを安定させてくれます。
私もどんなに気が滅入る日だったとしても、日を浴びる習慣をつけたことで、情緒が少しづつ安定するようになりました。
脳のために栄養を摂る
結構メンタルがやられやすい人は糖質制限をしたり、ダイエットをしている人が多いです。脳の栄養源はブドウ糖です。炭水化物は太ると言われていますが、すべてカットしてしまうと、脳が飢餓状態になり、お菓子など甘いものを欲するようになります。
摂食障害や鬱の人は、栄養不足状態なので、良質な炭水化物を摂るようにする必要があります。炭水化物の中でも一番太りにくいのはご飯です。ブドウ糖と食物繊維が含まれているので、よく噛んで食べるようにすると、ゆっくり吸収してくれるので、太りません。
痩せるためにご飯を推奨している管理栄養士さんで柏原ゆきよさんや伊達友美さんがいます。また今は亡き料理研究家の鈴木その子さんがご飯を推奨しています。なぜご飯がいいのかという理由がとても分かりやすく、私自身もこの方々の書籍でお米を安心して食べれるようになりました。
お米で情緒が安定する
お米ダイエットは1日2合という量のお米を食べないといけないので、ほぼ食べたものを吐いていた私にとっては過酷なトレーニングと同じぐらい酷なものでした。
やり方
- 朝昼夜3食お米を食べる、(お茶碗3~4杯)
- パンや麺類は禁止
- 味噌汁を合わせる
- おかずは半分以下に減らす
- 一口30回噛む
大体2週間ほど取り組むと体に変化が起きるのですが、私の場合、大体4日で今までの異常な過食欲が治まりました。たまにストレスがかかると過食したくなる衝動が起きるのですが、脳にきちんと栄養が行くためか過食の頻度がかなり減ります。
最初の2週間は不調になる
過食欲は治まったのですが、これまで食べ物を吐いていたこともあり、内臓機能が弱っていたのでしょう。胃もたれが酷くありました。ただこの不調は本にも書いてあり、胃腸は筋肉なので、筋トレと同じで、続けることで内臓機能がUPします。内臓の筋肉が発達するので、自然と基礎代謝もUPするので、お腹から痩せることができます。
3ヶ月続けて身体の変化は?
体の変化
- 過食欲が治まった
- 1食の量が正常になった
- 身体が暖かくなった36.6度前後
- 少しむくんで太った(体重は測っていません)
- ポジティブになった
- 身体が元気になり運動もするようになった
- 集中力がUPした
- 生理が来た
- 妊娠した
大体こんな効果が見られました。太った感じも気になりましたが、3か月間は太ったりむくんだりするとのことだったので、気にしないようにしました。
お米を食べるだけなので、食費も普通よりかかりませんし、何より簡単で○○制限ダイエットのように辛くないので、ずっと続けられる内容です。脳や内臓機能が活性化されるので、最初の不調や、食べる恐怖を乗り越えればメリットしかない気がします。
そして、一番驚いたのは、無排卵と言われ、生理不順や不正出血をしていたのに、薬を飲まなくても生理が来るようになりました。5月から始めて7月には生理が来て、9月には妊娠という喜ばしい出来事が起きたのです。

まとめ
まだ3ヶ月しか経ってないのですが、脳を意識して、食事と睡眠をできるだけ変えただけで。身体に大きな変化がどんどん起きています。
摂食障害も完治したわけではなく、たまに過食したくなったり、メンタルがやられるようなときがありますが、生理が来て妊娠したということは、脳が昨日し始めたということです。
メンタル面や身体の機能を整えたい方は、お米を食べることと、睡眠をしっかりとることを意識してみて下さい。
