【摂食障害】は脳のストレス?15年患った結果、自力で治せたのか?

皆さんこんにちは。たまこ(@tamacot358)です。今日は私が15年間抱えてきた摂食障害についてお話しをしていきたいと思います。

目次

摂食障害を自力で治すことができるのか?

心理学私は摂食障害を高校生のころから患っており、約15年間悩み苦しんできました。気持ちの持ちようだと思い、病院に行かなくても自力で治せると思っておりましたが、結論、摂食障害は自力では治らないと判断しました。

というのも、摂食障害は心の問題ではありますが、脳の問題でもあるからです。色々と勉強し、親との関係を解消するように努めたり、自己肯定感を上げるよう努めるなど、心はだいぶ楽になったものの、摂食障害だけは解消されませんでした。

まるで薬物と同じように脳が快感を求めてしまい、一時的に治まったとしても、ふとした拍子に何度も何度も繰り返してしまうのです。

なぜ治まらないのか

摂食障害は自分自身を抑え込み続け、異常なストレスにより、理性を司ると言われている、大脳新皮質が正常に働かなくなることで治まらなくなってしまいます。

脳が原因であると気が付いたのは、29歳のとき生理不順や不正出血の悪化により、婦人科に行ったときです。医師から「まったく排卵されてません、ストレスか何かの衝撃により、脳からホルモンを出す指令が出なくなった可能性があります」と診断されてしまったのです。

ストレスが溜まる理由

過剰なストレスが溜まってしまうのは、色々ありますが、基本的には、自分自身の本当の気持を抑え込んでしまうからのようです。

人目を気にしてしまったり、嫌われないように人に合わせたり、嫌なことをされても、我慢してしまったりしていると、小さなストレスが蓄積していき、脳の機能を少しずつ蝕んでいくのです。

治すには自分自身を受け入れていく

心理学

摂食障害は治そうとしても簡単に治るものではありません。むしろ治そうとすると、コントロールできない自分を責めてしまったり、食べ物を無駄にしていることから罪悪感を持ってしまったり、余計に症状が悪化してしまいます。

私自身も、何度も治そうと試みましたが、抑えようとすればするほど、症状が悪化する傾向にありました。まずは摂食障害を治そうとするのではなく、自分自身を受け入れるところから始めていく必要があります。

脳に休息と与えよう

ストレスが溜まる理由は上記の理由以外にも、情報が過多という場合があります。ニュースやSNSなど、不安をあおるようなネガティブな情報を聞いてしまうと、自分に直接関係ない内容でも、悪影響を及ぼしてしまいます。

現在はコロナの影響もあり、余計に不安があおられ、気づかないうちにストレスにさらされている可能性もあります。なんだか疲れているというときは、脳が疲れてしまっているので、一度、情報を遮断してみたり、瞑想することをお勧めします。

脳に栄養を与えよう

心理学

ここは私が一番重要なのかなと思いました。摂食障害は絶食したり、吐いてしまうこともあります。脳に栄養も行かなくなり、余計に脳が機能しなくなります。

脳の栄養はブドウ糖です。炭水化物が分解される過程でブドウ糖になります。摂食障害までいかなかったとしても、ダイエットで糖質制限をしている方も、メンタルがやられやすくなったりします。

おすすめな食べ物は?

それはお米と良質な油です。しかし炭水化物も油も、ダイエットをするとカットしがちですよね。栄養ピラミッドについては小学校の家庭科の授業でも学んだと思いますが栄養ピラミッドの一番下に土台にはエネルギーの元となる炭水化物や油が来るのです。

私は摂食障害が酷い時、油も炭水化物もカットしていて、痩せましたが、肌はカサカサで骨が浮き出て気持ち悪い身体になりました。

そこからカットし過ぎはいけないと思い、正しいダイエットについて研究したのですが、どうしても炭水化物だけは食べることができませんでした。

せめて良質な油だけでもと思い、オメガ3が豊富なクルミなどをよく食べていましたが、やはりそれだけでは栄養は補うことができず、逆に一度食べ始めたことで過食を引き起こしてしまい、やはり炭水化物もきちんと取らないといけないことに気が付きました。

お米を食べよう

炭水化物は太ると言われていますが、実は炭水化物が太るわけではありません。パンやパスタは炭水化物以外にも、脂質が多いので太りやすいのです。

また小麦粉は身体も冷やしますし、腸の吸収を悪くさせるので、代謝が悪くなります。ちなみにうつ病の方は体温が35度台と低体温だったり、腸が悪くなり、メンタルがやられます。

炭水化物の中でも一番おすすめなのはお米です。お米は炭水化物だけでなく、たんぱく質もビタミンミネラルなども含まれているのです。

無理にお肉などのたんぱく質を沢山食べる必要がないので、脂質の量が減り、カロリーの摂取量が自然と減ります。お米を主食にしていると、脳に栄養がいきわたるので、異常な食欲は止まります。

またお米を食べていると、どんどん熱が作られ、燃えやすい身体になります。さらにお米は水分も多いので便通も良くなります。腸の状態が良くなれば、メンタルも安定するので、お米を食べるようにするだけで、一石何鳥にもなるのです。

砂糖じゃダメ?

ちなみに、同じブドウ糖でも、砂糖などで補おうとすると血糖値が急上昇してしまいます。血糖値が一気に上がると分解できなかった分は、脂肪として蓄えられてしまいます。そして上がった後は急降下してしまうので、情緒が不安定になりやすく、ヒステリックになりやすくなります。

お米は粒ですし、なので、よく噛む必要があるので、血糖値が緩やかに上昇し、脂肪になりにくく、緩やかに下がるので、メンタルも安定するため、お米が一番おすすめです。

心を強くする!幸せホルモンの分泌!

お米はセロトニンという精神を安定させるホルモンを分泌し、良質な油はホルモンの分泌を促してくれます。セロトニンは幸せホルモンとも呼ばれているので、お米と良質な油をとっていると心も潤い、おまけに肌も潤ってきます。

さらにここにお味噌汁や納豆など大豆製品を摂取することで、ホルモンの分泌を促してくれる、必須アミノ酸スコアのバランスも整い、セロトニン以外にも、眠りをよくするメラトニンも作られ、良質な睡眠がとれるようになります。

セロトニンは情緒を安定させる!

セロトニンは自律神経を整える効果があります。ドーパミン(快楽ホルモン)やノルアドレナリン(興奮ホルモン)を抑えてくれるので、セロトニンがしっかり分泌されていれば、ストレスを感じても、和らげてくれます。

しかしセロトニンが減ってしまっていると、ドーパミンやノルアドレナリンが出っぱなしになってしまい、コントロールができなくなってしまうのです。

おわりに

摂食障害は自力では治せませんが、身体のためにできることは色々あります。自分を責めることをやめ、過食してしまう自分を受け入れてあげることで、心の状態は少しずつ和らいでいきます。

病院に通いつつ、今できることから始めていきましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次